統合失調症闘病記(一)
私は戸崎司。統合失調症と診断され間もないしがないギャンブラーだ。
正確には元ギャンブラーだろうか。
なにも手につかずただ時間が過ぎてゆくのを見守るだけの日々を過ごしている。
3ヶ月時が遡るのであれば喜んで悪魔に魂を差し出したい。そんな心持ちだ。
人は星に似ている。
輝いたと思えば消えて、瞬いたと感じればそれは勘違いだと悟る。
人は花に似ている。
発芽した瞬間に枯れる日の姿も確定する。
どんな生物にも生と死は絶対の存在なのだ。
今日もそんな事を考えながら明日を待っている。
明日しか考えないのが人生を楽に生きるコツなのかもしれない。
私と同様に病で苦しむ方がいたら参考にしてみてはどうだろう。
明日は絶対にやってくるし、我々にそれから逃れる術はないのだから。